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開催中の企画展
 企画展
蒲生卓也・斎藤努
2012年10月12日(金)−2013年 1月8日(火)
開館時間10:00〜17:00(水曜日休館)《 入場無料 》
★12/29〜1/4冬季休館


「インコ」蒲生卓也


「帽子の男」斎藤 努

色彩と形のとらえ方・表現の仕方に、高い独創性と鋭敏な感受性を持つ蒲生卓也と斎藤努。それぞれに大きく異なった表現の方向性を持つ二人の東北の作者が、るんびにい美術館で出会います。

蒲生卓也は1978年生まれ、福島県いわき市在住。10代の後半から、図鑑などを見ながら日記を記すように描き始めた蒲生の描画は、彼の探求によってその描写を発展させて来ました。
ペンや色鉛筆による初期の作品に見られる、対象の表面の微細な色彩や形態の変化を拾い上げ、等高線を書き出すような緻密な表現様式。それはアクリル絵具との出会いとともに、敏感でありながら力強い色彩感覚に支えられた、強い生気に満ち溢れるペインティングへと変遷して行きます。

斎藤努は1972年生まれ、秋田県由利本荘市在住。同市内の福祉施設を利用するようになった8年ほど前から、本格的な絵画制作を始めました。
クレヨンによる力強い線と色面が躍動する画面。蒲生と同じく斎藤の作品も多くは写真や画集などを見ながら描く、ある意味で「模写」なのですが、対象の形はダイナミックに変容し、色彩は彼自身の色彩リズムにもとづいて全く独自の配色に置換されます。

蒲生と斎藤の独創的な表現は共に、作者自身の感覚がとらえた対象を「忠実に」表現しているのに過ぎないのかもしれません。それが彼ら自身のただ一つの自然であるからこそ、その独創性は観る者の心に不可思議な力強さをもって迫るのではないでしょうか。

(花巻市・障害者文化芸術活動等特別啓発事業助成)

author:museum-lumbi, category:企画展, 10:52
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