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開催中の企画展
  〔企画展〕
往き交う命
大西暢夫 写真展
 
第二期
[水になった村]・[ぶた にく]

2012年8月23日(木)−10月9日(火)
開館時間 10:00〜17:00(水曜日休館)
《 入場無料 》


「水になった村」より



「ぶた にく」より


衣・食・住。大西暢夫は、そんなとても基本的なことの中にある人間の素直な営みを、まっすぐに、温かな共感をもって見つめ続けてきた写真家です。第一期展「東日本大震災 沿岸600キロ」に続く大西暢夫写真展第二期では、大西の代表的な仕事の中から、「水になった村」と「ぶた にく」という二つのテーマをご紹介します。

2006年に徳山ダムの湖底に水没した、岐阜県揖斐(いび)郡徳山村。村の水没前の1992年、大西はすでに村民の離村が終わっていた徳山村を訪ねました。するとその誰もいないはずの村に、何家族かの老人達が、村が沈むまで出来る限り暮らし続けたいと街から戻っていました。電気もガスも水道も絶えた村で、元気に楽しく暮らす老人達。その姿に魅せられた大西は、村が沈むまでの十数年間、村に通い続け、老人達と山野を駆け巡りました。
命が幸福に輝く姿。私達の時代が失い続けているものを作品は教えてくれます。

そして本展で紹介するもう一つの大西の仕事は、「ぶた にく」です。舞台は鹿児島県鹿児島市にある、知的障がいのある人達のための福祉施設ゆうかり学園。そこでは黒豚の養豚を行なっています。
母豚から生まれ、おっぱいを飲み、元気一杯に遊び、寄りそって眠り、すくすくと大きくなる子豚達。そして10か月、豚達は屠場に連れて行かれます。1頭の豚が肉になるまで、わずか25分。沢山の生き物の命をもらい受けて、私達が生きていること。その命に報いることとは、どのように生きることなのでしょうか。



(岩手県福祉基金助成)

author:museum-lumbi, category:企画展, 10:37
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