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企画展



 〔企画展〕

往き交う命 大西暢夫 写真展

第一期
[東日本大震災 沿岸600キロ]


2012年7月6日(金)−8月21日(火)
開館時間 10:00〜17:00(水曜日休館)

《 入場無料 》





撮影地:岩手県陸前高田市



撮影地:宮城県東松島市(小野駅前仮設住宅)



撮影地:岩手県野田村






 衣・食・住。
 大西暢夫は、そんなとても基本的なことの中にある人間の素直な営みを、まっすぐに、温かな共感をもって見つめ続けてきた写真家です。

 大西は東日本大震災発生後の2011年4月、自身が住む岐阜県から、震災の被害地域を目指して出発しました。大震災によって人間は、衣・食・住のすべて、そしてあまりにも多くの命までをも、一瞬にして奪い去られました。震災の被害が及ばなかった岐阜県に住む大西にも、それは大きな衝撃でした。そしてその惨状を深く恐れながらも、大西はそこにある事実に真正面から向き合うことを選びました。
 以後、大西は岩手・宮城・福島・茨城各県の沿岸地域、そして原発事故による放射線汚染の被害を受けた福島県内陸地域の、南北600キロに及ぶエリアを現在まで繰り返し訪れ続けています。

 また、大西はこうした撮影活動と並行して、岐阜新聞への震災レポートの連載、自身の地元岐阜県池田町での定期報告会や国内各地での講演、池田町と東松島市の交流の橋渡しなど、被災地から離れた地域と被災地を結び、東日本大震災の実態を知らせるための様々な活動にも取り組んでいます。

 痛みを共有しようとすること。震災後、被災地には物資、金銭、そしてあらゆる分野の人的な支援が届けられました。人間は見も知らぬ人の、苦しみと悲しみをも自ら分かち合おうとします。人間のこの共感の力こそが、歴史上、人類の幸福を最も根本的に、少しずつ前進させてきた力ではないでしょうか。東日本大震災という、この未曾有の人間の苦しみを私達がどのように共有するかということは、私達のこれからの未来全体を大きく左右していくように思われます。


(岩手県福祉基金助成)


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[関連企画]


イベント
大西暢夫講演会
「東日本大震災 沿岸600キロの素顔」

7月22日(日) 15:00開演  会場/るんびにい美術館
《入場無料・要申込み
定員50名

第一期展の開催にあわせ、写真家・大西暢夫氏の講演会を開催します。東日本大震災被災地での取材の中で、大西氏が自身の目で見、感じたことについて、写真作品の背後に奥深くあるものを語っていただきます。



 

大西暢夫(おおにし・のぶお)
1968年生まれ。写真家・映画監督の本橋成一氏に師事。1998年からフリーカメラマンとなる。25年間の東京での暮らしから、現在は生まれ育った岐阜県の池田町に拠点を移す。
2011年の東日本大震災の衝撃を忘れないために、東北へ支援物資を何度も運びながら取材を継続し、定期的に地元の岐阜県池田町で取材報告会を開いている。
「おばあちゃんは木になった」(ポプラ社)で、第8回日本絵本賞、「ぶた にく」(幻冬舎エデュケーション)で、第59回小学館児童出版文化賞、第58回産経児童出版文化賞大賞受賞。ドキュメンタリー映画「水になった村」で、第16回地球環境映像祭最優秀賞受賞。



★参加お申込み方法は、イベント兇虜埜紊坊悩椶靴討い泙后


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イベント
映画「水になった村」上映会
大西暢夫・澤口たまみ対談

「命の糧ー生きること、食べること。」


9月22日(土)  13:30開演
会場/花巻市交流会館  交流スペース
(旧・花巻空港ターミナルビル)>>地図
定員100名
《要申込み・入場料 500円

※当日会場にてお支払いください。また、入場料収入の全額を、大西暢夫氏の東日本大震災被災地での取材活動の支援のため寄付させていただきます。

 「水になった村」より

大西氏が監督したドキュメンタリー映画「水になった村」(第16回 EARTH VISION 地球環境映像祭最優秀賞受賞作品)の上映。そして、大西氏と岩手在住のエッセイスト澤口たまみ氏の対談です。命と命のつながりを見つめるお二人に、生きることの本当の豊かさとは何かについてお話しいただきます。






澤口たまみ

エッセイスト・絵本作家。1960年8月、盛岡市生まれ。岩手大学農学部で応用昆虫学を学ぶ。
1990年、『虫のつぶやき聞こえたよ』(白水社)で第38回日本エッセイストクラブ賞を受賞。以後、自然や昆虫をテーマにエッセイ、絵本のテキストを書くとともに、宮澤賢治の後輩として、その作品を読み解くことを続けている。
2004年からは盛岡大学短期大学部幼児教育課で非常勤講師を務め、昆虫や自然との向き合い方を保育者を志す学生に伝えている。このころから幼稚園、保育園の子どもたちの散歩に同行しての自然観察会も行っている。
絵本に『わたしのあかちゃん』(福音館書店)、近著に『宮澤賢治 雨ニモマケズという祈り』(新潮社)、月刊ちいさなかがくのとも2012年4月号『だんごむしのおうち』、かがくのとも2012年10月号『こまゆばち』(福音館書店・近刊)がある。

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◆講演会、上映会&対談のお申込みは

参加ご希望のイベント名(「講演会」「上映会」のいずれか、または両方参加の場合は両方のイベント名)をご記入の上、
あわせて、氏名・住所・電話番号・参加人数をご記入し、
FAX・Eメール・ハガキのいずれかで下記へお申込みください。

●FAX:0198-29-5058
●Eメール:museum-lumbi★kourinkai-swc.or.jp

(★を@に変更して送信してください。)
●ハガキ:〒025-0065 花巻市星が丘1-21-29 るんびにい美術館 大西展イベント係

※FAX・Eメールは件名にイベント名をご記入ください。
※定員に達しましたら受付を終了します。

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[第二期展・予告]

往き交う命 大西暢夫写真展
第二期

水になった村]・[ぶた にく
2012年8月21日(木)−10月9日(火)


 「水になった村」より

 「ぶた にく」より


第二期では、大西の代表的な二つの仕事を紹介します。
2006年、徳山ダムの湖底に沈んだ岐阜県揖斐(いび)郡徳山村。村が沈むまでの十数年間、そこに生き生きと暮らす老人達と大西が山野を駆け巡りながら取材した記録です。
命が幸福に輝く姿。私達の時代が失い続けているものが、その作品の中にあります。
本展で紹介するもう一つの大西の仕事は、「ぶた にく」です。鹿児島市の知的障がいのある人達のための福祉施設ゆうかり学園は、黒豚の養豚を行なっています。大西はそこで生まれ、育ち、出荷される豚達の命の営みを追います。


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author:museum-lumbi, category:企画展, 14:30
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