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企画展「いのちの形がみえたなら ー光林会30年の造形表現展ー」

 

 

企画展

いのちの形がみえたなら

 ―光林会30年の造形表現展― 

 

前期:2018年5月17日(木)〜8月20日(月)  
後記:2018年8月24日(金)〜11月20日(火)

 

開館時間 10:00〜16:30

〔休館日〕毎週水曜日・毎月第4火曜日

《 入場無料 》

 

                           

 

 

るんびにい美術館を運営している社会福祉法人光林会は本年、創立50周年を迎えました。当企画展では、光林会の造形表現活動のあゆみを、その始まりまで遡ってご紹介いたします。

 

 

1988年、児童入所施設ルンビニー学園の学卒児の作業として造った

穴窯「一灯窯」の誕生から、光林会の創作活動は本格的に始まりました。


 

光林会での表現活動の出発点とも言えるのが、30年前に始まった陶芸活動です。三日三晩、薪を絶やさずにくべる穴窯での焼き物。

 

 

 

 

 

1,200度に達する窯の中。

 

 

今井建志 無題 制作年不詳

 

 

村井洋 無題(動物) 制作年不詳

 

 

 

 

 

 

 

 

釉薬を一切使用せず、赤松の灰が高温の炎の中で溶けることによって、自然の力を借りた力強い風合いとなるのが特徴です。地域の方々のご協力をいただきながら、長きに渡ってあかりを灯し続けています。

 

 

1993年1月の火入れ、初代一灯窯を囲んで。

当時一灯窯を取材していた映画監督の是枝裕和さん

(「万引き家族」で今年カンヌ映画祭パルムドールを受賞:2列目右から2人目)や
エッセイストの澤口たまみさんの顔も見えます(最後列中央)。

 


 

かつて月に2回行われていた「絵画同好会」。20年ほど前に始まり、光林会の入所施設を利用する方たちの自由な余暇活動として、絵を描いたり立体作品を作ったりする時間が設けられていました。その活動が、現在のるんびにい美術館のルーツとなっています。

 

 

 

絵画の制作活動(2001年頃)

 

 

 

 

細田美由起 無題 2003年頃

 

 

 

 

 

高橋慶行

ISEKIコンバイン・クボタコンバイン・ヤンマーディーゼルコンバイン

2004年

 

 

 

 

 

昆弘史 人 2005年

 

 

 

 

 

阿部ちぐさ 無題 2007年頃

 

 

 

 

 

佐々木早苗 無題(しかく) 2004年頃

 

 

 

 

 

2017年に完成したデイセンターでのアトリエ活動

 

 

 

織りや刺し子といった手芸も盛んに取り組んでおり、いずれも、一人ひとりの表現への意思が存分に表出されることによって、魅力的な作品がいくつも生まれました。

 

 

手織りの作業(るんびにい美術館アトリエ)

 

 

佐々木早苗 無題(刺繍) 2009年

 

 


絵画や焼き物、織りや刺し子、あるいは今までにないような造形物。「作品」と呼ばれるその数々は、作者にとっては、日々の関心ごとの積み重ねであったり、親や支援者との関わりの軌跡であったりと、その背景にあるものは十人十色です。

 

形になるもの、ならないもの。あらゆる表現には、その人のいのちの形が映し出されます。そして一人ひとりがそれぞれに表現した生の軌跡が、そのまま光林会のあゆんだ軌跡です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

作品という形に宿ったそれぞれのいのちが、来場される皆様のいのちに出会うことを願って、本展を開催いたします。 

 

 


 

JUGEMテーマ:展覧会

 

author:museum-lumbi, category:企画展, 10:00
- -
企画展「きよしさんさなえさんならこう展示するそうです!」

 

 

企画展

ルンビニック・アーティスツ!

「きよしさんさなえさんならこう展示するそうです!」

 

2018年1月12日(金)〜 4月17日(火)5月8日(火)

開館時間 10:00〜16:30

※会期延長しました。
〔休館日〕毎週水曜日・毎月第4火曜日(1/23・2/27・3/27・4/24)

《 入場無料 》

 

                           

 

今回の展示会場はギャラリーに入る前、玄関を入ってすぐの風除室からすでに始まっています。風除室の壁面には、目線よりもずいぶん高い位置に絵画が数点。一体誰がこんな展示を?

 

展示作品のミニチュアを見つめる季良さん

 

 

当館恒例の「ルンビニック・アーティスツ」展の構成を、今回はるんびにいアトリエのお二人の作者、八重樫季良さんと佐々木早苗さんにお願いしてみました!

 

 

 

1/20サイズのギャラリーのミニチュアに作品を配置していく季良さん、早苗さん

 


実際の作業に入るまで、どんな展示になるかまったく未知数だった展覧会。当館スタッフも期待と不安一杯で臨みました。

そして出現した、衝撃の展示!!

 

 

 

 

 

 

 

展覧会など、作品の社会的な扱いについては他人の意図に委ねる部分が多い知的障害のある作者たち。しかし自身の創り出したものを「美術」や「アート」、ましてや「アール・ブリュット」とも、ひいては「作品」とすら呼んだりしない多くの作者たちの真意を、これまでのプロデュースは実際のところどれだけ反映できているのでしょうか。

 

言葉や枠組みにとらわれない世界で表現する、作者たち。その表現をありあわせの言葉や枠組みの中にはめ込んでいく、周辺の私たち。

既成のお約束の中での「アート扱い」に私たちがふけっているうちに、私たちはもっと大事な何かを取りこぼしてはいないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作業を不意に離れ、階段の踊り場に飾ってあった絵の上に

なぜかミニチュアを貼り、それに向かって礼拝する季良さん。

 

 

 

 

展覧会とは、常識では「観せるため・観るため」に作られます。観せたい人と観たい人が、観せたい人と観たい人の都合で作り上げる舞台。

でも人間の創造的表現とは、そもそもそのような舞台に立つために生まれたものだったでしょうか?

 

 

もっと上に貼りたい早苗さん

 

 

季良さんの展示構成

 

 

 

 

早苗さんの展示構成

 

 


季良さんと早苗さんが、そんなしたり顔の「展覧会の覇権」に亀裂を入れたかも知れません。予定調和は無し。予想できたのは「予想外のことが起こる」ということだけ、そしてその予想さえも凌駕した実際の結末。ぶれない人たちのぶれない意志が導くリアルガチ。

 

 

この結末の目撃者は、「あなた」です!

 

 

 

 

JUGEMテーマ:展覧会

 

author:museum-lumbi, category:企画展, 17:17
- -
命の楔、命の礎 ―病と共に存在すること―

JUGEMテーマ:展覧会

企画展

命の楔、命の礎

―病と共に存在すること―

 

2017年8月10日(木)〜 12月26日(火)会期延長

※11月16日(木)より作品を一部入れ替え

 

開館時間 10:00〜16:30


休館日 毎週水曜日・毎月第4火曜日


《 入場無料 》

 


「蠢動を待つ」
 

 

 

心の病や痛みを耐え忍びながらこの世に存在し、自らの内面をさらけだすこと。それによって得られる生の営み―。

 

 

 

“描く”という行為は時として、人生という坂道を登るための杖となり、他者と自分を見つめるための鏡となり得ます。

 

 

 

「社会へ交わりに行く」

 

 

 

生活のあらゆる行為に不安が付きまとう「強迫性障害」に悩まされる本木 健。

 

 

例えば、水道やガスの栓が確実に締まっているのか、何度も何度も締め直して確認し、しばらくの間そこから動けなくなる。家から出ることさえ、非常に膨大なエネルギーが必要になります。

 

 

 

 

小学生の頃から徐々に自覚しつつあった症状。隠し繕いながら過ごす日々に限界を感じた本木は、24歳のある日、両親へ「病院へ行く」と告げました。入院先の丘の上病院で〈造形教室〉の存在を知り、今まで本格的に描いたことのなかった“絵”に出会い、現在に至るまで長年に渡り“描く”という行為を続けています。

 

 

 

 

色鮮やかで美しい風景画を描き、周りの人に認められることを励みとしていた入院当初。ある時、自分の表現を前に「これだけではない」と違和感を覚えた本木は、制作していた貝殻の絵に傷を描き入れました。その後、自らの内面の光景をテーマに、重厚なモノトーンの表現へと変遷していきました。

 

 

 

 


「純粋な傷」

 

 

 

“或る日 心を病んでいるといわれる僕は

本当の自分に向き合っているか疑った

 

僕は何者なんだ? キャンバスに傷を描け!

そういう自分が頭をもたげた

 

海の上に浮かぶ貝殻に 斜めに傷を入れた

何故か ほっとした”

 

(本木 健「或る決意 重大な」より一部を抜粋)

 

 

 

 

「春の葬送」

母の弔いの日
 

 

 

 

自らの症状を振り返り、むしろ自分の症状は描くほどの価値・意義があると思い描き始めた。それは、苦しみとともに妙な解放感を伴った、と本木はいいます。

 

 

 

苦しみに揺らぐ自分と共に存在する病の形。そして本当は隠したかった自分の姿。それらをキャンバスにさらけだすこともまた、導かれるようにして現れた命の姿なのかもしれません。

 

 

 

決して平坦ではない人生を、描き、刻みながら生きる本木健の作品を紹介します。

 

 

 

 

 

命の楔、命の礎―病と共に存在すること―

 

2017年8月10日(木)〜 12月26日(火)会期延長

※11月16日(木)より作品を一部入れ替え


るんびにい美術館(花巻市星が丘1-21-29)
10:00〜16:30

休館 水曜日・第4火曜日
入場無料


〔主 催〕社会福祉法人光林会 るんびにい美術館

〔助成〕岩手県福祉基金

〔問合せ〕るんびにい美術館 電話0198-22-5057

 

 

 

〔出品者〕

 

本木 健(もとき たけし)

 

 

 

JUGEMテーマ:展覧会

author:museum-lumbi, category:企画展, 13:36
- -
命の楔、命の礎ー病と共に存在することー

企画展

命の楔、命の礎

―病と共に存在すること―

 

2017年8月10日(木)〜 11月12日(日)

 

開館時間 10:00〜16:30


休館日 毎週水曜日・毎月第4火曜日、8/15臨時休館


《 入場無料 》

 


「蠢動を待つ」
 

 

 

心の病や痛みを耐え忍びながらこの世に存在し、自らの内面をさらけだすこと。それによって得られる生の営み―。

 

 

 

“描く”という行為は時として、人生という坂道を登るための杖となり、他者と自分を見つめるための鏡となり得ます。

 

 

 

「社会へ交わりに行く」

 

 

 

生活のあらゆる行為に不安が付きまとう「強迫性障害」に悩まされる本木 健。

 

 

例えば、水道やガスの栓が確実に締まっているのか、何度も何度も締め直して確認し、しばらくの間そこから動けなくなる。家から出ることさえ、非常に膨大なエネルギーが必要になります。

 

 

 

 

小学生の頃から徐々に自覚しつつあった症状。隠し繕いながら過ごす日々に限界を感じた本木は、24歳のある日、両親へ「病院へ行く」と告げました。入院先の丘の上病院で〈造形教室〉の存在を知り、今まで本格的に描いたことのなかった“絵”に出会い、現在に至るまで長年に渡り“描く”という行為を続けています。

 

 

 

 

色鮮やかで美しい風景画を描き、周りの人に認められることを励みとしていた入院当初。ある時、自分の表現を前に「これだけではない」と違和感を覚えた本木は、制作していた貝殻の絵に傷を描き入れました。その後、自らの内面の光景をテーマに、重厚なモノトーンの表現へと変遷していきました。

 

 

 

 


「純粋な傷」

 

 

 

“或る日 心を病んでいるといわれる僕は

本当の自分に向き合っているか疑った

 

僕は何者なんだ? キャンバスに傷を描け!

そういう自分が頭をもたげた

 

海の上に浮かぶ貝殻に 斜めに傷を入れた

何故か ほっとした”

 

(本木 健「或る決意 重大な」より一部を抜粋)

 

 

 

 

「春の葬送」

母の弔いの日
 

 

 

 

自らの症状を振り返り、むしろ自分の症状は描くほどの価値・意義があると思い描き始めた。それは、苦しみとともに妙な解放感を伴った、と本木はいいます。

 

 

 

苦しみに揺らぐ自分と共に存在する病の形。そして本当は隠したかった自分の姿。それらをキャンバスにさらけだすこともまた、導かれるようにして現れた命の姿なのかもしれません。

 

 

 

決して平坦ではない人生を、描き、刻みながら生きる本木健の作品を紹介します。

 

 

 

 

 

命の楔、命の礎―病と共に存在すること―

 

2017年8月10日(木)〜 11月12日(日)
るんびにい美術館(花巻市星が丘1-21-29)
10:00〜16:30

休館 水曜日・第4火曜日
入場無料


〔主 催〕社会福祉法人光林会 るんびにい美術館

〔助成〕岩手県福祉基金

〔問合せ〕るんびにい美術館 電話0198-22-5057

 

 

 

〔出品者〕

 

本木 健(もとき たけし)

 

 

 

JUGEMテーマ:展覧会

author:museum-lumbi, category:企画展, 12:13
- -
ルンビニック・アーティスツ!今回は富士子さん推し

 

企画展

ルンビニック・アーティスツ!今回は富士子さん推し

 

2017年4月22日(土)〜 7月30日(日)

開館時間 10:00〜16:30


休館日 毎週水曜日・毎月第4火曜日、5/21臨時休館


《 入場無料 》

 


冨澤富士子(絵画・織り)
 

 

 

るんびにい美術館を運営する社会福祉法人光林会は、花巻市内で障がいのある人を支援するためのグループホームや入所施設、地域生活支援センターなどを運営しています。光林会ではこれらの事業所を総称して、「ルンビニーの郷(さと)」と名付けています。

 


工藤みどり(無題)

 

 

佐々木早苗(無題/通販カタログに書込み)
 

 

この郷には独創的な個性を発揮する大勢の表現者がいます。ある人は皆と一緒に日中の仕事場で。ある人は独り静かに夜の自室で…。
それぞれの時間と場所で生み出された様々な創造物をご紹介する、春恒例の展覧会をお届けします。

 

 

千田恵理香(無題/陶)
 

 

阿部ちぐさ「ふくろう」(陶)
 

 

安保恵子「ちゃんちゃんこ」(ニット)
 

 

いつもですと同じく恒例の一灯窯新作陶展との二本立てでお送りするのですが、窯の老朽化にともない今年度は移築を予定しており、しばし火入れを休止しております。そのため今回は焼き物の展示はお休みさせていただくこととなりました。

 

 

高橋亜紀子「傷だらけのモルダリスト〜ベーカリー色々〜」(詞・書)
 

 

代わって本展では多彩なルンビニック・アーティスツを代表して、冨澤富士子さんをクローズアップ!十数年にわたって取り組んできた織りと、近年打ち込んでいる絵画の、いずれもパワフルな創作の世界へご案内します。

 

冨澤富士子(無題/絵画)
 

 

冨澤富士子(無題/織り)
 

 

ルンビニック・アーティスツ!今回は富士子さん推し

 

2017年4月22日(土)〜 7月30日(日)
るんびにい美術館(花巻市星が丘1-21-29)
10:00〜16:30

休館 水曜日・第4火曜日
入場無料


〔主 催〕社会福祉法人光林会 るんびにい美術館

〔問合せ〕るんびにい美術館 電話0198-22-5057

 

 

 

〔出品者〕

 

高橋亜紀子

安保恵子

阿部ちぐさ

小林覚

似里力

八重樫季良

工藤みどり

千田恵理香

冨澤富士子

 

 

 

JUGEMテーマ:展覧会

author:museum-lumbi, category:企画展, 14:33
- -
企画展「命は創造をやめない―震災を越えて生まれるものたち」

 

企画展

命は創造をやめない

―震災を越えて生まれるものたち―

 


繭(まゆ)と蔟(まぶし)―小高天織:福島県南相馬市(写真・菅原裕)
 

2017年1月12日(木)〜 3月17日(金)

会期延長 4月16日(日)まで
開館時間 10:00〜16:30
休館日 毎週水曜日・毎月第4火曜日(1/24、2/28、3/28)
《 入場無料 》

 

 

 

私たちは、弱いのでしょうか。

 

命をおびやかされ、すべてを失うような過酷な出来事が、この世界には起こります。大きな潮にのまれ、私たちは細い小さな草花のように冷たい土に倒れ伏します。倒れた私は、あるいは彼は、もはや再び立つことなく消えていく。誰しもがそう思うかもしれません。私たちは弱い。

 

 

笹原 留似子

復元納棺師。被災地で300人以上の納棺をボランティアでおこない、見送った故人の笑顔の肖像を描いた。

 

 

 

小さな草花のように。
私たちはしかし、時と共にふたたび土を緑に覆い始めます。

 

潮のように。
私たちは途絶えることなく静かにうごめき、やがて潮騒と共にふたたび満ちていきます。

 

 

 

 

田崎飛鳥(写真中央/岩手県陸前高田市)

自然や家族を描く青年画家。亡き人と遺された人の心を慰めるべく、絵画を描き贈った。

 

 

大槌復興刺し子(岩手県大槌町)

避難生活を送る女性たちの仕事づくりとしてスタート。現在は全国に販路を持つ。

 

 

ハックの家(松家圭輔の絵画ほか/岩手県田野畑村)

障害者支援施設だが、震災時はあらゆる人の避難を受け入れた。関わるすべての人が生き生きと創造的に共生する稀有な場。

 

 

 

命は創造をやめない。
色を。形を。音を。行動を。関係を。変化を。明日を。今、この瞬間を。
命は休むことなく生み出し続ける。

 

 

 

リアス・アーク美術館(宮城県気仙沼市)

震災が残した記憶と課題の継承を目指し、公設の美術館としては異例とも言える鋭く踏み込んだ常設展示をおこなう。

(写真・リアス・アーク美術館提供)

 

 

 

 

おのくん(宮城県東松島市)

同市小野駅前仮設住宅で住民らが作り始めたソックモンキー。大人気になり「里親」と呼ばれる持ち主が全国に。

(写真下・大西暢夫撮影)

 

 

 

大西暢夫

フォトジャーナリスト。宮城県東松島市の住民らに寄り添い、その暮らしと心情を記録し続けている。

 

 

 

東北には、2011年の震災を端緒に生まれた創造があります。
東北には、震災を経てなお失われずに生き続ける創造があります。

 

 

 

大堀相馬焼(福島県浪江町)

同町大堀地区で300年以上にわたって継承されてきた伝統工芸。

原発事故により窯元が離散したが、およそ半数の窯元がそれぞれの新天地で作陶を再開。

 

 

 

小高天織(福島県南相馬市)

原発事故で避難指示区域となった同市小高区で、

養蚕と絹織物づくりを介して人が出会い、仕事をし、生きる意味を見出していく場。

(写真下・菅原裕)

 

 

私たちは草花と同じ命。私たちは潮と同じ命。
私たちは強い。
その証を確かめたいと願う展覧会です。

 

〔助成〕損保ジャパン日本興亜「SOMPOアート・ファンド」(企業メセナ協議会2021 Arts Fund

 

 

   ◆ ◆ ◆

 

 

〔関連イベント〕※終了しました
映画「家族の軌跡〜3.11の記憶から〜」(監督・大西暢夫)

上映会と監督トーク

 

「家族の軌跡〜3.11の記憶から〜」より

 

 大西暢夫


■2017年3月4日(土)14:30開演
■会 場 るんびにい美術館
■入場料 無料
■詳細は追って当館ホームページ、チラシなどで告知いたします。

 

〔助成〕いきいき岩手支援財団(いわて保健福祉基金)

 

 

 

 

 

JUGEMテーマ:展覧会

author:museum-lumbi, category:企画展, 14:53
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Created in IWATE ―岩手、独創のアーティストたち―

JUGEMテーマ:展覧会

〈終了しました〉
企画展

Created in IWATE

―岩手、独創のアーティストたち―

 

内村 定美・高橋 和彦・玉山 公・似里 力・水沼 久直・八重樫 季良

 


作・内村 定美
 

2016年9月9日(金)-12月2日(金)

会期延長決定 12月25日(日)まで
開館時間 10:00〜16:30
休館日 水曜日・第4火曜日(9/27、10/25、11/29)
《 入場無料 》

 

 


創造はいつも、この世界のどこから始まるのでしょう。

他の誰でもない自分自身のために、静かな表現の営みを重ねる人たちがいます。他の誰のためでもないため、誰もその営みを知らずにいることも珍しくありません。
その表現に心動かされる私たちは、彼らをアーティストと呼ぶでしょう。その一方で、彼ら自身は「アート」という言葉に関心を持つことさえ無いのかもしれません。
この展覧会で紹介する六人の作者も、岩手に生きるそんな「アーティスト」たちです。

 

 


高橋 和彦「望郷盛岡」

 


この世界のどこか、誰にも見えない誰かの胸の奥底で、創造は誕生します。

自らの内側深くから湧き出す何かに忠実に表現する、独創のアーティストたち。美術シーンの最前線や、美術史の変遷などではなく、今この瞬間の自分の鼓動だけを彼らは追います。最前線は彼の内にあり、知るべき歴史のすべては彼の内にある。そして表現することへの欲動も。創造に必要なすべては、彼の内にそろっているのです。

 


作・八重樫 季良

 

 


作・似里 力

 


そうして生み出される作品は、生きている作者の鼓動そのものを宿しています。私たちはそこに、作者の命のリアルな存在を感じることができます。
そのリアリティは、作品を見る私たち自身の命のリアリティをも呼び覚まします。そしてあるがままの人間の存在が、そのままですでに素晴らしいという気づきにも導いてくれます。魂の奥が動くようなその感覚ゆえに、私たちはやはり彼らをアーティストと呼びたくなるのかもしれません。


 


水沼 久直「どんぐりと山猫」

 

 

 

作・玉山 公
 

 


このアーティストたちは、今あなたが立って呼吸している、この大地の上にあなたと一緒に立っています。岩手の地に。
彼らの胸で生まれる創造は、同じように日本中の、世界中の誰かの胸で生まれています。創造の生まれる場所は私たちの中に、そしてあなたの中にもあるのです。

 

 

 

 



 

author:museum-lumbi, category:企画展, 12:36
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皇太子様るんびにい美術館ご来館

10月21日、いわて大会出席のため来県された皇太子様がるんびにい美術館にお越しくださり、当法人理事長の三井のご案内で開催中の企画展〈Created in IWATE〉をご観覧になられました。

 

 
 

 

 


皇太子様は作品のさまざまな要素に関心をお持ちになり、沢山のご質問をいただきました。特に玉山公さんの陶作品の技法や、水沼久直さんの絵画作品のモチーフに登場する宮澤賢治の童話などへのご質問には、それぞれの世界に深い造詣をお持ちであることが感じられました。

 

 

 

 

 

 

沿道にも多くのお迎えの方が集まられ、美術館周辺は華やぎに包まれました。
 

author:museum-lumbi, category:企画展, 12:32
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企画展「蒲生卓也」
(終了しました)
企画展
蒲 生 卓 也

 


蒲生 卓也「白い犬」(2010年)
 
2016年6月3日(金)− 9月2日(金)
開館時間10:00〜17:00
休館日 水曜日・第4火曜日(6/28、7/26、8/23)
《 入場無料 》

岩手県福祉基金助成

 

 


本展は、福島県いわき市に在住する蒲生卓也(1978− )がこの20年間に描き続けてきた世界に皆様をご案内します。

 

 

 


「アオクビアヒル」(1998年)

 


毎日祖父と一緒に、その日の出来事などを原稿用紙1枚に書く。20年ほど前のこのささやかな日課の内容が、文章からやがて絵に変化することによって蒲生の絵画制作は始まりました。彼は当時この描画を「勉強」と呼び、図鑑などを見て描いた様々な車両の絵を、翌日学校で担任教師に渡すのを日課としました。

 


「ムレハタタテダイ」(2000年)

 

 


「レッドクロウ」(2000年)

 


その後様々な出会いに触発されながら、しかし最も大きくは蒲生の内発的な衝動によって、彼の作風は大きく変容し続けてきました。
アクリル絵具とキャンバスという素材との出会いは、蒲生の制作に大きな変化を生み出しました。優しくたたずむ鳥や犬や猫たち。話しかけて来るかのような息づかいの花たち。彼が描く様々な生命は、いよいよ躍動するような精気に輝き始めます。



 


「花かご」(2008年)

 

蒲生の筆致を一つひとつ乗せたキャンバス。それはイメージの物象化としての「絵画」である以前に、作者の精神と画材との対話から誕生した「絵のような姿をした生命」とも呼べるような存在感を帯びます。
そして現在の蒲生が求めるのは、明確な色面同士の境界が失われ、小さな無数の色彩の点が溶けあい、遊ぶように響きあう世界です。

 

「バジスとグッピー」(2014年)





「蝶とチューリップ」(2014年)
 

 


自閉症と知的な障害のある蒲生は、幼い頃から多くの友人たちがその周りに集う存在でした。人を惹きつけてやまないそのやわらかく温かな人間の魅力は、作品にも宿るのでしょう。緻密なタッチで埋め尽くされた強い画面の奥には、慈愛のような深い温もりが満ちています。
日本国内だけでなく、2010年にはパリ市立美術館アル・サン・ピエールで開催された「アール・ブリュット・ジャポネ」展にも出品。作者の人間性と同じく、その作品もまた多くの人の心を惹きつけ続けてきました。


 

 

制作中の蒲生

 

 


 

 

 

「とり・鳥・トリ」(2014年)
 


蒲生の作品との出会いが、ご来場の皆様の心にやわらかくも確かな光を灯すことを願いながら、本展をお届けします。



 

JUGEMテーマ:展覧会
author:museum-lumbi, category:企画展, 12:16
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ルンビニック・アーティスツ!&一灯窯新作陶展2016
JUGEMテーマ:展覧会
企画展
ルンビニック・アーティスツ!

一灯窯新作陶展2016

 

武蔵 諒 (無題)

2016年4月1日(金)− 5月27日(金)
開館時間10:00〜17:00
休館日 水曜日・第4火曜日(4/26)
《 入場無料 》

 
るんびにい美術館を運営する社会福祉法人光林会は、花巻市内で障がいのある人を支援するためのグループホームや入所施設、地域生活支援センターなどを運営しています。光林会ではこれらの事業所を総称して、「ルンビニーの郷」と呼んでいます。

この郷には、独創的な個性を発揮する大勢の表現者たちがいます。ある人は皆と一緒に日中の仕事場で。ある人は独り静かに夜の自室で。それぞれの時間と場所で、様々な創造物が生み出されます。
今回の「ルンビニック…」では、去る3月に盛岡市で開催された障がいのある人のための公募展「第19回いわて・きららアート・コレクション」への出品作を中心に、郷のアーティストたちによる多彩でユニークな表現世界を紹介します。

 






工藤 みどり (無題)



佐々木 亜紀子 「哀愁レストラン」



古川 美記子 「カーラ師物語」

そして同時開催は、恒例の一灯窯新作陶展。1988 年にルンビニーの郷に築かれた穴窯「一灯窯」から、今年も新しい作品たちが生まれました。春の陶作品展は、20年以上にわたって続くルンビニーの郷の恒例行事。
花巻温泉を会場に始まり、後に場所をるんびにい美術館に移して現在に至ります。スタート当時から沢山の方から楽しみにしていただいている作品販売もモチロンおこないますよ。あわせてお楽しみください!



穴窯「一灯窯」の火入れ

 

山口 敦伊 (無題)




村井 洋 「ヌード」


 
author:museum-lumbi, category:企画展, 13:00
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